黒崎X響
『堕ちてきた天使』


「う、あぁっ・・・も・・・っ!!」

言葉にならない啼き声を上げて響が大きく躯を仰け反らせる。
反り返る上気した首筋のラインが綺麗だと何時も思う。

呼吸を貪るように荒い息遣いで上下する肩と首筋に浮んだ汗を舌先でそっと絡めとってやると響の躯がピクリと跳ねる。

我慢できないと言いたげに自らその昂りを握ろうとする手を強く払いのけると蜜で濡れそぼる形の良い花芯の根元をきつく握りこんだ。

ひっ!!っと引きつるような小さな悲鳴を上げて響が躯を震わせる。
強引に塞き止められた欲は行き場をなくして躯の中で凝り火照った躯を更に疼かせる。


生理的な涙で潤む双眸をまるで睨むようにこちらに向けて、響は形のいい唇をきゅっと噛み締めた
もう達かせてくれと言葉にしなくてもその瞳が、彼の気持を雄弁に物語る。


「自分で勝手に触るのは許さないといつも言ってるだろう?」
欲望を塞き止められる苦痛を分かっていながら俺はことさら冷たくそう言い放つ。

「どうして欲しい?ちゃんと口で言いなさい」

「・・・・・・・・」

プライドの高い響は自分から男を誘えない、どんなに躯が疼き求めても、それこそが屈辱と言わんばかりに唇を強く噛み締める。
だからことさらその情欲を煽り、嬲るだけ嬲りぎりぎりまで追い込んでやるのだ、彼の奥底に潜む本当の欲望を自ずから口にし始めるまで。

「意地を張ってればずっとこのままだ、分かっているんだろ?」
きつくこちらを睨んでいるその双眸を見据えて口の端を僅かに上げると、一文字に結ばれた唇が怒りに震えて戦慄きはじめる。

「・・・・・・・て、・・・さい・・・」
聞こえるか聞こえないかの小さな囁き。それすらも屈辱と響は唇を噛む。

「聞こえないな、もう一度だ!」
俺の言葉に響は眉を顰め、唇を微かに震わせて俺を睨んだ。
言いたいことは分かっているのにそういってからかうと、予想どうりの反応を示す彼を可愛いと思う、その姿を嘲笑するように笑い花芯をにぎり込んだまま蜜の滴る先端に強く爪を立てると。整った顔を歪ませて響きが低く呻き、躯をビクビクと大きく痙攣させた。

それで、やっと観念したと言うように響は自分の両膝裏に手を添えて大きく脚を開き、俺の目の前にその全てをさらけ出す、羞恥に頬を染め、それでも視線はしっかりとこちらを見据えて。

「い・・・挿れて・・・・下さい・・・」
掠れがちの声を押し殺すように搾り出し、まるで誘い込むように無意識のうちに腰を揺らす、欲を塞き止められた昂りの先端が解放を待ちわびるようにトロリトロリと蜜をこぼした。


「お前にしては上出来だ・・・」
そう言ってその赤い唇に口吻を落とすと、響はこれ以上の抵抗は無駄と理解したのか素直にそれを甘受した。長い睫毛が伏せられ溜まっていた涙が零れ落ち頬をぬらす。
素直になれば楽になれると分かってはいても、伴わない感情故に抗ってしまうその気の強さが好きだ。
快楽の淵に身を沈め、その淫行の限りを尽くしてもなお褪せぬその澄んだ瞳の色も・・・


きっともうお前は許さないだろう俺のことを、何者にも堪えがたいと強引に此処にお前を奪ってきた俺を
だが、憎みたければ憎めばいいそうすれば俺も手なずける楽しみが更に増えると言うもの。

好きなだけ憎んで、そして・・・

堕ちて来い俺の手の内に・・・。


どんなお前をも全てこの手で受け止めてやるから・・・。





100のお題No.34 の二人です、黒崎(今回勝手に命名)X響
Spicaのisako様のお宅にお邪魔したら二人の新しいイラストがUPされていたので、こらえ性の無い私はまた断りも無くお話をつけてしまいました 達く寸前を止められてる絵と言う事なのでこんなお話に・・・^^;)
ご好意でイラストを頂いてしまったので恥ずかしながら一緒にUPです。 2004/6/21 − written by Jura/コトバノカタチ −

太っ腹なisako様に感謝vv

そういえばこのバナーもこの二人・・・

(C) 2004 copyright Jura All rights reserved. / 無断転載禁止


◆◆ 来たページに戻ります ◆◆